自民党の「顔」って……

民主党、閣僚委員会設置を社民党国民新党に提案へ 自民党は8日に両院議員総会


http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00162511.html


新政権発足に向けて、民主党が様々な決定をしている。


私はここにきてようやく
ああ、本当に政権交代するんだな……
と実感を持てた気がする。


民主党マニフェストについては、正直いってどうでもいい。
子育て手当とか高速道路無償化とか、その手のバラまき戦略は、見ていて正直うんざりする。


国民はマニフェスト民主党を選んだのではない。
子持ちの家庭に現金が普及されたり、高速道路が無償になったところで、
長期的・マクロ的には何の改善もされないだろう。


この記事が面白いと思ったのは、
>「自民党がいずれ与党の座に復帰すると思う」という人が全体の3分の2を超える
という点である。


そう、国民はあくまで自民党にお灸を据えたかっただけ。
長らく政権交代がなかったもんだから、官僚との癒着が著しく
政治は極めて不透明なものとなった。


今回の敗戦を通じて世代交代し、一度キレイになってまた政権を取ってもらえれば……
そうした潜在意識が国民の中にある(FNNのデータが正しければ)


この観点からすると、民主党
「うちを選んでくれたら、みなさんの生活経費の○○と〜〜が浮きますよ
 自民党よりオトクですよ」
というマニフェストはひどく的外れだ。


ちなみに私は●●党に投票した。今回敗色濃厚なのはわかっていたが、
一度負けて新たに生まれ変わってほしく、その時への期待をこめての投票だった。



ところで。



かなり前の(2007年参院選のときだったと思う)
そこまで言って委員会」で、
こんな喩え話が出た。


「政党を<男>に、国民を<女>に喩える。
 自民党は<信用できない男>であるが、民主党は<頼りない男>である。
 皆さんはどちらの男と結婚しますか?」


言い得て妙である。


迷う。


私が女ならば、<頼りない男>に生涯を託すのだけは嫌であるから、
苦渋のすえ<信用できない男>を選ぶ。


今回の敗戦を通じて、自民党が<信用できる男>に生まれ変わってほしい
と、私は節に願っている。


自民党の閣僚を見ると、よくもまあこれほど<悪そうな>顔ぶれを揃えたな……、と思う。
時代劇で悪代官役のオッファーが来そうな顔ばかりが並んでいた。


……あれではなんだか<信用できない>。
(悪人顔=政治的に信頼できないと結び付けているのではない。
 あくまで、自民党のイメージを閣僚の顔立ちが象徴している、と私は言っている。
 メディアに出る以上、イメージは何より大切だ。人の感情はイメージで動くのだから)


悪代官風のベテラン議員が大人しく後続に退き、
はきはきと質問に答える若手が矢表に立ち、
党全体が<誠実でイキイキした新卒社員>のようになってもらえれば、
もう少しこの国の政治も見ていられる。


もう、麻生首相が記者の質問をはぐらかし続ける
不快な光景は見たくないのである。


この記事を書いている中、
改めて自民の閣僚を見返したが、


……
…………


やはりすごく悪代官っぽい!