夢の続きは

hatenaダイアリーの今週のテーマは「夢」。
というわけで、夢の話。


私はあまり熟睡しないことが多々あり、
そのせいか夢をよく見る。


私の高3時の担任、S先生が言っていたのだが、
「人間、人生に疲れたときは、自分の人生で一番楽しかったころの夢を見るらしい」
とのこと(<伝聞の伝聞>形で些か恐縮であるが)。


S先生は、教師をすることに本気で「疲れた」と感じた時、
大学時代の夢を見たそうだ。


私が先日見た「夢」。
高3のとき、某行事の前日。
私はその行事の実行委員長として、級友たちに指示を出していた。


<人生で一番楽しかった>かどうかは定かでないが、
かなり印象に残っており、心の財産となっている一場面なのは間違いない。


目が醒めてから、かなり痛切に考えてしまった。


――ああ、そうか。
――私は今、迷っているのか。


と。


これまでは、何かと直情的に生きてきた。


高校生の時は、<大学受験で●●大学に合格する>という目標があり、
大学1年の時は<ゼミの有志で企画したイベントを成功させる>、
1年の終わり〜2年の前期は<インターンで成果を出す>、


と、それぞれの時期において自分の前に目標があった。
今は、何も浮かんでいない。


学問的な目標は少なからずあるもののまだまだ漠然としているし、
それは<学生>という立場から事後的に発生する目標であって、
自分で「どうしてもこれを成し遂げたい!」と切望したかというと、少し違う気がする。


そういう自分の意識状態が、あの夢になって出てきたのだろう。
フロイトの「夢は我々の無意識から出てくるメッセージである」という説が真ならば、
ひょっとすると、私の脳が、私自身をたしなめ、喝を入れたのかもしれない。