受け手としての感性

最近、本を読むのがとても楽しい。 活字を目に通すのがある種の快楽となっている。 手に取った本のほとんどをサクっと読めるし、 (速度は普通だと思うが、読むことに対する精神的苦痛を全く感じない) 頭がスポンジのように内容を吸収する。 これは、テキス…

いま読みたい本

が増えまくってきて困る。 書店のバイトをしていると、本当に多くの本と出会う。 レジ打ちをしているとき、商品を陳列するとき、 スタッフルームに積まれた返品を休憩時間に見るとき……などである。 とりあえず、私の目には、以下の本が目に留まった。 欲しい…

人の記憶ってほんとアテにならないけど……

このブログは、私の備忘録的な要素を多く孕んでいる。 日々、気付いたことを忘れないように、書きとめている。 にもかかわらず、だ。 私は、自分の予想を超えて、ここに書いたようなことを肝心な場面で失念している。 こうしようああしようと心がけているに…

彼を尊敬するか、嫌悪するかでその人の生き方がわかる――堀江貴文「夢をかなえる打ち出の小槌」

私は、堀江貴文氏を尊敬している。 内田樹、野村克也、堀江貴文の三人は、私にとって 「実際に会ったことのない師匠」である。 夢をかなえる「打ち出の小槌」作者: 堀江貴文出版社/メーカー: 青志社発売日: 2009/10/24メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 1…

血液型占いからトークの秘訣を学ぶ

先日「血液型ゲノム」というページで性格診断をしてみた。 http://blood-genome.com/ 私の診断結果はこんな感じ。http://blood-genome.com/d/12010/11410/114295342999/ 診断結果――慎重なAB型 石橋を叩きまくりです。 性格 冷酷マシーンといわれかねないほ…

こんなところにGoogleの社員さんが

「ブラブラブラウジング」 というブログの、とある2chまとめ記事。 「グーグルで働いてるけど何か質問ある?」 http://brow2ing.doorblog.jp/archives/1371414.html やばい。超面白い。 日頃から斜に構えるクセのある私からすると、 タイトルからして「ど…

心の火を絶やさないこと

心に火が付いた状態、という時期が人にはしばしば訪れる。 この時は「今やらないでいつやるんだ」という熱感情に動かされ、何をやっても意欲的になれる。 しかし、いったん火が付いたところたとしても、 人間は意志の弱い生き物だから、些細なきっかけで火が…

他人の経験は、それだけで面白い

昨日書いた記事を読み返してみると、 不思議と驚いた。 まるで、小説みたいだ。 そう思った。 別にカッコつけようとしたのではなく、 同窓会を通じて胸中に生じた郷愁を書きとめようと思っただけ。 そしてそれを他人に見せるからには、なるべく場面がしっか…

10代のころ、痛み、喜び。

心が成人式の余韻をまだ引きずっている。 そうそう、同窓会では、とりわけ印象深い出会いがあった。 高1の時、クラスメイトだった女の子。 そして、それ以降学校に来なくなった女の子。 □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 彼女と私は、小学生のころから面識が…

成人式を経て、本当に成人できた感覚。

成人式と同窓会を終えた感想は、 まるで夢の中にいるかのようだった。 約2年振りに顔を合わせる高校時代の面々。 雰囲気が変わった人も、変わらない人もいる。 彼らの顔を見ると、ふと、過去の時間が流れ始めた。 大学生活という日常の中に、非日常的なひと…

成人式開幕 宣言文を書いた

タイトル通り、色々とあって先月に 地元の成人式の開幕宣言文を書かせていただいた。 それを、私が読み上げることになっている。 いや、厳密には運動会の選手宣誓のように、 もう一人女性の方がいて、二人で分担して読む。 形式的で面白みがないかもしれない…

真っ当なアドバイスは意味がない

悩んでいたり、 何か問題がある人に対して、 100%正しいアドバイスをしても、あまり意味がないのではないか。 例えば喫煙者に禁煙してほしいと思っていたとして、 「煙草は身体に悪い」とか、具体的にこういう被害があるとか 言われても、絶対に響かない…

「Let it be」の意味がようやくわかった気がする

課題をたらふく溜めこんでいたにもかかわらず 年末年始はとても怠惰な生活を送っていた。 だから、大学がまた始まってから エンジンをうまくかけられるか、ということには 一抹の不安があった。 だが。 意外に、なんとかなるものだ。 ――そんな感慨を覚えた。…

起業サークルの大学生が好んで使いそうな単語ランキング

大学には、「鼻につく集団」というのがある。 例えば、チャラさの象徴・テニスサークルなどがそれにあたる。 中でも、「起業サークル」なるものが最もいけ好かない。 主観だが、確信している。 もちろん、たまたま私が遭遇した所の印象が悪かったにすぎず、 …

気になるテレビ番組

私はふだんテレビを観ない。 厳密にいえば、「テレビ番組を視聴する目的でテレビを点けない」 というのが正確だ。 録画した番組を観るとき、DVDを再生するとき、 ゲームをするとき以外は、テレビを全く点けないのである。 そんな私も、正月特有の堕落感に…

「龍馬伝」スタート。

今日から大河ドラマ「龍馬伝」がはじまった。 私もこの日をひそかに待ち望んでいた。 高知県出身だから、というのもその一因だが、何よりも このご時世に改めて坂本龍馬をドラマ化することに大きな意義を感じるからである。 世の中の体制を変えた人間。 周囲…

いろんな正月

紅白が終わり、新年の始まりを各チャンネルが告げてから、 一時間ほど経ったころ。 私の耳に、大きなサイレンの音が響いた。 家のすぐそばを、救急車が通過したのである。 翌朝、家の近くの神社へと行った。 火を司る神を祀った、一風変わった神社である。 …

一年の計

あけましておめでとうございます。 元日。 今年の始まりの一日。 節目ということで、 今年の目的(≠目標)を書き残しておこうと思う。 風化しないうちに。 □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 0.考えるだけでなく行動に移し、それを残す 読んで字のごとく。 も…

来年は飛躍の一年に

――飛躍の一年にしたい。 常套句だけど、いま、私は、心の底からそう言いたい。 というのは、界遊さんへのインタビューを通じて、未だおぼろげながら自身の「やりたいこと」が見えてきたからだ。 □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 批評はもっと、面白く、手軽に…

まるで天命を受けたような

まるで天命を受けたような。 それくらい、大きな感銘を受けたのだ。 □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ ■ □ 先日、私が所属しているサークルは、 世界と遊ぶ文芸誌「界遊」の編集長、Tさんにインタビューを行った。 (界遊) 「『界遊』創刊に際して」という、創刊…

本当に特別なこと

ここ数日、東京は晴れ模様が続いている。 毎日のように空が青い。 この、「当たり前のように空が青い」ということが、 他の何よりも私の心を癒やす。 してみると、 特別でないように見えることが、むしろ特別なことのように思える。 何気ない楽しみが、当た…

レイラがきこえる

先日、寝ている時に、 エリック・クラプトンの「layla」が夢の中で流れた。 (邦題:「いとしのレイラ」) 目が覚めてから、とつぜん思い立ったように聴いた。 一度聞いたら耳から離れない、あのギターソロ。 そこばかりが記憶に残りがちなのだが、改めて聴…

人のつながり

最近、人の繋がりのありがたみを意識することが多い。 出会うべき人に、出会うべきタイミングで、出会える。 タイミングの良さ、というのはロジックで証明できないが、 ある種、その人の努力に裏打ちされるものであると思う。 目に見えないようで、努力的裏…

歌うように会話する

コミュニケーションがうまくいく時と、そうでないときがある。 一対一でも、対集団においても。 以前は、うまくいかなかったとき(自分の望む形に集約できなかったとき)には かなり反省し、悩んだものだが、今はあまり考えなくなった。 結局、悩んだって仕…

再び、毎日更新宣言。

ここ数日、更新が滞っていて、 読者の皆様には本当に申し訳ない状態でした。 特に「毎日出社前に読んでいるよ」と言ってくれたSさん、 「朝起きたら確認するようにしている」と言ってくれたSさん、 (どっちもSかよ!)すみません。 改めて、ここに、毎日…

痛みを知ること

とあるイベントでお世話になった先輩に、とても印象深い方がいた。 普段は茶目っ気に溢れた、どちらかと言うと浮ついたイメージのある人なのだが、 その実、とてもよく人を見ていた。 彼はさりげなく、核心を突いたことを言う。 例えば、人前でテンパった人…

親しみやすいということ、慕われるということ

親しみやすい、という人種がいる。 容姿が優れているわけでなく、 特筆すべき能力や、貫録に秀でていなくとも、 なぜか、その人と話したいと思う。 話しかけやすく、温かみがあること。 これは「親しみやすい」と評される。 そうした人は、往々にして後輩か…

倦怠と鬱屈

自分が、ただそこにいるだけで、心が負の感情で埋まる時がある。 とりわけ人との関係に対して、純粋に憂鬱を感じたりする。 こんな時は、他人からメールが来るだけで恐怖の対象になりかねない。 それがその人の存在を意識させるからだ。 何もしたくない。 誰…

気分屋を直したい

私は、気分屋だ。 それも超が付くくらいの。 燃えているときは若干暑苦しいくらい燃えるクセに、 気落ちしているときは超絶的無気力と情緒不安定で周囲を振り回す、 我ながらとても扱いに困る人間である。 自覚しているけど、なかなかこれが直らない。 それ…

あの空を見ただろうか

今日は空が晴れていた。 雲ひとつ無い、空だった。 快晴は、自然と心も晴らす。 日中の青空ももちろん好きだけど、 私が特に心惹かれるのは、夜の始まりの時間。 黄昏時を終えた空が、闇に染まり始めた最初の段階。 暗いけど、真っ暗ではない。 その時の空が…