青い鳥軍団

酒、麻雀、ウィイレ。
(ウィイレとは、日本で最もポピュラーなサッカーゲームのこと)


私の主観に過ぎないが、
これくらいならどこの寮でもやっていそうな気がする。


私は麻雀は打たないけれども(私が打つと廃人になるのが明白だから)、
酒は人生の伴侶だと思っているし、ウィイレもそこそこにやる。


寮でウィイレをするときは
一室に皆で集まって対戦会のような形式で行うのだが、


何が面白いのかと言えば、この手のゲームはとにかく性格が出る。


ドリブル主体の速攻を良しとする者、
細やかで組織的なパス回しを美徳とする者(私)、
遠距離からでもガンガンシュートを打つ者……


――プレースタイルに影響するのは、性格に留まらない。


人間性も然り。


先取点を取られた瞬間に心に余裕がなくなり、雑なプレーが増える人、
勝ち逃げするまでコントローラを離さない人、
考えすぎて攻めあぐね、結果的に劣勢を招く人。


様々だ。




日常の些細な一コマも、色々と考えながら見ていると面白い。


派手なこと、誰の目から見ても「凄いこと」を
日常に求める人は多いけれども、
幸せはこういう些細な日常の一コマに宿るのだろうか。


年甲斐もなく「青い鳥」的な結論しか出せないあたり、
自分は文学部に不向きだな、と思う。

青い鳥 (新潮文庫)

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