夢のためには「連戦連敗」であれ
録り溜めしておいた、
「カンブリア宮殿 荒波乗り越えスペシャル」
がとても面白かった。
最も心に響いたのは、ユニクロ(ファーストリテイリング)社長の柳井正氏の言葉。
不況不況といわれる中、ユニクロの2009年8月期の
売上高は6820億円(16%増)、経常利益は1010億円(18%増・予想)。
と、景気などどこ吹く風、の大幅増収増益。
「不況の王者」の二つ名を欲しいままにしている。
そのユニクロの柳井社長は番組中の対談でこう発言している。
柳井「ちょっと優秀な経営者、連戦連勝? そんなのありえないでしょ。新しいことをやっていったら、失敗して当然ですよね。1勝9敗でも良いくらいですよ。でも連戦連勝、それは自分たちが新しいことをやってないということと、本当に失敗した原因を分析してないということなんですよ。ですから、優秀な経営者は連戦連敗だと、僕は思いますよ。」
村上龍「10回戦ったら9回負けてもいいんだよ、という意味じゃないですよね?」
柳井「違いますよ。1勝するために9回失敗して、そこで本当に冷静に真剣に考えて、その次成功するためにどうしたらいいのかを考えるために――9回失敗するんですよ。……守るんですよね、やっぱり」
村上「守っちゃうんですか?」
柳井「守るんです。で、守るとダメ。理論通り・計画通りに絶対いかないんですよ、ビジネスは。だったら早く失敗して、早く考えて、早く修正する。それが僕は成功する秘訣だと思います。」
さすが……言う人が言うと響く。
学生なりにこの言葉を活かしてみよう。