「悩み」や「迷い」からの抜けだし方

迷って。
悩んで。
迷って。



考えて。
思いつめて。
若干どうしようもない領域まで行って。



そこから抜けてみて、初めてわかったこと。
――それは、「迷いの抜け方」のようなもの。



自分が、「迷っている自分」をなんとかしてもらおうと思っても、
根本的な解決には繋がらないのではないだろうか。



他人から打診された解決策をすんなり受け入れられるなら、
そもそも、そんなに悩まないのだ。



「ホントは背中を押してほしいだけ」のようなレベルでは片付けられない、
根の深い悩みや迷いに直面したとき。



結局大切になるのは、
――周囲の人や、先人が直面してきた「悩み」や「迷い」に触れること。



結局それが、最良の薬になると思う。



当たり前のことだけど、何かを良くこなせているように見えても、
おそらくその人も、水面下で多くの悩みに直面している。
むしろ、良く見える人ほど、その悩みが多いかもしれない。



それに触れる。
ただそれだけでいい。



その悩みのエネルギーが大きければ大きいほど、
触れた人には、言葉にならない形で響く。



響けば、悟る。
悟れば、行動が変わる。
行動が変われば、悩みは知らずのうちに霧散する。
また悩みが出れば、また悩んで、抜ければ良い。
その時は、前よりレベルの高い人の「悩み」に触れればいい。



シンプルだけど。
今の私には、これが見えている。



自分をなんとかしてもらおうとするんじゃない。
他人の中から何かを見出し、そこから、



――ああ、みんな悩んで、迷って、決断してきたんだな。――



という感慨を得る。
それだけの話。