丁寧さを心がけること、効率を重視すること。これもどっちだ?

仕事でも趣味でも、何か物事をこなすとき。



ひとつひとつの過程を丁寧に、
自分の納得が行くように、
あるいはミスが起こらないように、こなしていくやり方。



と、もうひとつ。



とにかく速く、効率重視に、
数値的な成果を上げるため、
もしくは時間の制限に迫られて、こなしていくやり方。



これらふたつは、どんな仕事をするときでも付きまとう、
ある種、二律背反のような考えである。



ここで「ような」と言ったのは、
――プロならその二つをきっちり両立していくんだろうな、
――いや、両立できるのがプロフェッショナルなんだろうな。



という考えが念頭にあるからだ。
私はそこがとにかく下手だ。



速くしようとすると、どうしても丁寧さが疎かになるし、
丁寧さを心がけると、いくらでも時間をかけてしまう。



これをただのボヤきに終始させず、次につなげていくためには、
何かしらの解決策を打診しなければならないんだけど、
キレのある策がどうしても思いつかない。



困った。



真っ先に思いつくのが、「習熟」によって解決させる方法。
最初はゆっくりでノロマでも、回を重ねていくごとに
だんだんと無意識でできることが増えていって、速くなるというもの。



しかし、これはたしかに王道かもしれないけれど、
他人様に見せる文に載せるには、あまりに陳腐な気がしてならない。



考えすぎかな。
いずれにせよ、難しい。