心の火を絶やさないこと
心に火が付いた状態、という時期が人にはしばしば訪れる。
この時は「今やらないでいつやるんだ」という熱感情に動かされ、何をやっても意欲的になれる。
しかし、いったん火が付いたところたとしても、
人間は意志の弱い生き物だから、些細なきっかけで火が消えてしまうことがある。
だから、火が消えないように、
意識的に薪をくべなくてはならない。
意志が切れないように、
(精神論ではない)習慣や仕組みによって、
意識的に熱量をキープし続けなければならない。
そんなのメンドクサイ、と思う人もいるかもしれない。
だが、私はその意見には反論する。
意志が切れた状況で「このままでいいんだろうか」と悩むよりは、
意志をキープして、常に行動に移している状態の方が結局ラクなのではないだろうか。
火が付くには、きっかけが必要だ。
心の火種を拾えるかどうかは、人との出会いやタイミングによる偶発的要因に左右されがちである(極論すれば、タイミングすらも意志で引き寄せるものかもしれないが)。
しかし、いったん火が付いたとして、それを絶やさず維持できるかどうかは、
当人の意志ひとつで決まる。
周囲に流されたりしても、それは言い訳にはならない。
――もちろん、自戒を込めて、このようなことを書いた。
難しくても、やらなければ。
支えとなる人達のために。