イチローって好きだよね

9年連続200本安打を達成した時のイチローのインタヴュー。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2009/09/15/21.html



 ――記録を目前にしていろんなことが起こった。それを経ての200安打。

 「そうねえ、(運を)持っているんだか、持っていないんだかよく分かんないというところですかね」


(中略)


 ――ネックレスの「9」という数字。

 「野球は9人でフィールドに立っている。それと首位打者を9回獲っている。そんな意味もあって、知られてはいないけどわりと好きな数字」

 ――キーラーは何で打てるのか、の質問に「人のいないところに打て」と言った。同じことを聞かれたら何と答えるか。

 「手を出すのは最後だよってことかな。手を出さない(ギリギリまで球を引きつける)ためにどうするかをむしろ考えている。でも、どうやって早く手を出そうかって考えてるのが割と普通というか。真逆なんですよね考え方が。これは僕のバッティングを象徴しているもの。手を出さないからヒットが出るということじゃないでしょうか」

 ――まだ、磨くものがあるとしたら何か。

 「キャンタマだ。これ。キャンタマ磨きたいね。いやいやいや。磨いていきたいとこですか…。こういう人間性ですね、僕の。時々崩れる人間性を磨いていきたいなというふうに思いますけど」




キャンタマってあーた……



イチローは結構こういうことをさらりと言う。
WBCの時も、決勝タイムリーを打った感想を聞かれ「イキかけました」と発言した。


例えば石川遼くんに代表される「ご立派」な発言とは対象的で、
これは賛否両論あると思う。


いるよね。
冗談めかして下ネタ言ったらスベる人。


イチローはそういうタイプではないかと、私は勝手に思っている。
冗談を言うのが好きだが、なかなか集団と噛み合わない。
ふだん職人気質の一匹狼タイプの人に多いのではないか。


自分も打ち解けた場でのコミュニケーションは苦手だ。
それについては既に何度も悩んでいるが、やはり苦手なまま。


傍目に見て「盛り上がっている」ように見えるならば、
概ねそれは演技に過ぎない。


演技でもなく素で打ちとけられて、
冗談が噛み合う相手とは、友達になれる。


――何と友達の少ないことだろう。